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聞き手に刺さるプレゼンを行うための構成について解説します。基本構成から目的・シーン別のおすすめ構成まで紹介。
良いプレゼンには、以下のような特徴があります。
上記を押さえておくことで、相手に伝わりやすい「良いプレゼン」を行えます。
自分が言いたいことだけを話していては、相手に知ってほしい内容は伝わりません。聞き手が知りたいことやメリットを明快にすることで、興味や関心を引き出せます。
伝えたいポイントを明確にし、シンプルでわかりやすいプレゼンを意識しましょう。
プレゼンの基本的な三段構成について解説します。以下を使いこなすことで、シンプルかつ伝わりやすいプレゼンになります。
序論(イントロダクション)は、プレゼンにおける導入部分です。自己紹介やプレゼンのテーマ、目的などを簡潔に伝えます。序論で聞き手に関心をもってもらえれば、最後まで聞いてもらいやすくなります。
序論で自己紹介をする際には、聞き手の興味を引くエピソードを盛り込むのがポイントです。自身の経歴やプレゼンテーマを決めるに至った背景などを伝えることで、説得力を高められます。
プレゼン時間が長い場合は、序論で目次を紹介しておくのも有効です。展開を予測できるほか、聞き手は最後まで集中力を維持しやすくなります。
本論は、最も伝えたいことを話すメイン部分です。序論であげた要点に関して、具体的な内容を展開していきます。
たとえば、自社のサービスをPRするためのプレゼンでは、具体的にどのようなメリットがあるのか、どれほど他社よりも優れているのかをデータやグラフを活用して示します。
ストーリー展開に矛盾がないか、また「伝えたいこと」に説得力や訴求力が伴っているかという点も重要です。
結論は、プレゼンの「まとめ」にあたる部分です。序論で述べた目的やデータを振り返り、本論で伝えた重要な要点を念押ししたうえで締めくくります。
感謝を伝えることは大切ですが、「ありがとうございました」と挨拶だけで締めくくるだけでは、印象に残らないプレゼンになりかねません。
本題で触れた核心的な部分をワードとして盛り込み、聞き手の印象に残るクロージングを意識することが大切です。
目的に応じたプレゼン構成について解説します。以下の手法を使い分けられれば、さまざまなビジネスシーンで良いプレゼン力を発揮できます。
SDS法は、端的でわかりやすいだけでなく汎用性が高い構成です。
序盤に「概要」、次いで具体的な詳細を説明し、最後に要点をまとめます。要点を繰り返すことで、相手に伝わりやすく、また記憶にも残りやすくなります。
SDS法は相手の理解を高めたい場合に有効な手法です。短いスピーチや上司への報告など、プレゼン以外のさまざまなビジネスシーンで役立ちます。
VSSとは、効果的なパブリックスピーキングの手法で、以下の3つの要素で構成されています。
Vision(ビジョン)
Story(ストーリー)
Show(表現)
VSSはスティーブ・ジョブズを含む現代の優れたスピーカーたちが実践している手法で基本的な流れは以下の通りです。
1.願望
2.ストーリーに落とし込む
3.言語コミュニケーション(VC)と非言語コミュニケーション(NVC)で的確に表現する
PREP法は、結論・理由・事例・結論の順で展開する構成です。始めに結論を述べてから根拠となる理由や具体例を提示することで、主張や要点を相手に伝えやすくなります。
結論から話すと、聞き手は「なぜ?」という関心をもちやすくなります。さらに理由を提示することで「なるほど」と腑に落ちた感覚になるでしょう。
結論や要点から述べるという点ではSDS法と似ていますが、PREP法の方が、よりロジカルで説得力のある手法といえます。
DESC法は、描写・表現・提案・選択の順で展開する構成です。相手の気持ちを尊重しつつ、自身の主張を伝えられます。
冒頭で問題点を指摘するのではなく、客観的な現状から説明するという点が特徴です。顧客が抱える課題に寄り添った上で解決策を提示するため、最も伝えたい「提案」に対する説得力が高まります。
ビジネスシーンに応じた、おすすめのプレゼン構成を紹介します。目的や相手によって構成を使い分けられれば、聞き手の理解度の向上や、より高い効果が期待できます。
上司への報告書や、社内で行うプレゼンの場合は「SDS法」や「PREP法」の構成を用いるのが一般的です。結論から述べることで、簡潔かつ伝わりやすい報告になるでしょう。
SDS法とPREP法のどちらが適しているかどうかは、プレゼン時間と相手が知りたい内容によって判断します。
時間が短く設定されていたり、相手が結論だけを端的に求めていたりする場合に「SDS法」が適切です。要点を簡潔に述べられるほか、相手の印象に残りやすくなります。
一方、時間に余裕があり、かつ相手が結論に至る背景や具体例まで知りたがっている場合は「PREP法」が適しています。結論に至る具体的な理由を説明することで、より相手に刺さるプレゼンを行えるでしょう。
顧客へ新商品を提案したり、サービスの導入を促したりするための営業プレゼンでは、基本構成の「序論・本論・結論」の順で展開するのが最適です。順序立てて説明することで、背景を含め、わかりやすく伝えられます。
また営業プレゼンでは、結論が明確かつ顧客の記憶に残りやすい「SDS法」や、具体的な課題や解決策までを提案できる「DESC法」もよく用いられます。
社外へ向けた営業プレゼンでは、相手を尊重したり、抱えている課題に共感しつつ解決策を提示したりすることがクロージングに欠かせません。DESC法は、相手を尊重しつつ主張を伝える手法のため「よく理解してくれている」というように相手からの信頼を得られます。
時間や目的に合わせて、最適な構成手法を用いることが大切です。
聞き手に伝わるプレゼン構成のポイントを紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。
簡潔な内容でわかりやすくまとめるのが、聞き手に伝わるプレゼン構成のポイントです。
伝えたい内容を詰め込みすぎると、本当に知ってほしいことが相手に伝わりません。本来、伝えたかったはずの内容がぼやけてしまう可能性もあります。
要点を押さえずに1から10まですべてを解説すると、聞き手を置いてけぼりにしてしまうかもしれません。伝えたい内容はできるだけ簡潔に、短くまとめることを意識しましょう。
聞き手に伝わるプレゼン構成のポイントは、伝えたい主張をはっきりとさせることです。プレゼンにおいて、話すテーマは基本的に一つです。
主張がブレてしまったり、別のテーマについて話し始めてしまったりすると、伝えたいことの印象が薄まってしまいます。
テーマや主張は、終始一貫させることを徹底しましょう。「今日はとにかくこのキーワードを覚えて帰ってもらおう」というくらいの気持ちをもつことが大切です。
プレゼンにおいて、具体例を交えた説得力のある解説は欠かせません。たとえば、以下のような場合は2のほうが魅力的に映ります。
結論に対して具体例を加えることで、商品・サービスの魅力やメリットがより伝わります。プレゼンでは、客観的にわかる明確な数値や情報の提示が必要不可欠です。
相手に伝わるプレゼンには、話し方の工夫も重要です。平坦な話し方は避け、抑揚のある話し方で聞き手の関心を引き出しましょう。
プレゼンでは、通常時よりも大きな声で、ゆっくりと話すことが重要です。プレゼン構成がよくても、早口や小さい声で話すと相手に主張が伝わりません。
人前で話すのが苦手だったり緊張してしまったりする方は、ゆっくり話す癖をつけましょう。大きな声を出すのが苦手な方は、腹式呼吸での発声を意識してみてください。第三者にプレゼン練習をみてもらうことも、上達させるためのポイントです。
「ゆっくりと話すことが大切だ」と述べましたが、平坦な話し方では相手が眠くなってしまったり、集中力が低下してしまったりする可能性があります。多くの聞き手に集中して話を聞いてもらうためには、「間」と「緩急」が重要です。
あえて間をとることで、伝えたい内容を聞き漏らさず、理解しやすいプレゼンを演出できます。間をとった際に「聞き手は理解できていないかも」と感じたら、重要なポイントを繰り返すという手法も効果的です。
また、声に抑揚をつけることで、プレゼンの内容がより明確に伝わり、聞き手の興味関心を引き出せます。「少し大げさかな?」と感じるくらいのメリハリのある話し方を意識しましょう。
プレゼンで専門用語を多用するのは避けるのが無難です。業界関係者しか知らない専門用語を使うと、聞き手が内容を理解できなくなります。
社内では日常的に使う言葉でも、すべての人が専門用語を知っているわけではありません。 プレゼンを最後まで聞いてもらうためには、誰でも理解できる言葉に言い換えるといった工夫が必要です。
より伝わるプレゼンにするためには、口頭だけでなくジェスチャーを交えることも大切です。身振り手振りを意識すれば、聞き手に物量や形、出来事などを視覚的に理解してもらいやすくなります。
基本のジェスチャーは、以下のとおりです。
具体的には「問題は3つあります」と3本指を立てる動作などを「イラスレーターズ」とよび話の内容がわかりやすく伝わります。 また「おいしそう」「悔しい」などの言葉に表情をつければ、プレゼン上で喜怒哀楽を表現できます。こんな感情表現の動作を「affect display 感情表示動作」とよびます。 何か素敵なプレゼントを抱いて「ありがとう、嬉しいです」と満面の笑顔になるのがこの例です。すなおに相手の好意を喜ぶ人は愛されますね。「続いてこちらの資料をご覧ください」とスクリーンのほうに手を動かすだけでも、動きにメリハリが生まれるでしょう。
「プレゼンが苦手」と悩むビジネスパーソンは多いですが、基本構成や手法を知れば、プレゼンをワンランクアップさせられます。相手の立場に立って、知りたい情報を簡潔に伝えることを意識しましょう。
ただし、間の取り方や引き込まれる話し方などを習得するには練習や訓練が必要です。「クロージングまでできる良いプレゼンをしたい」「自分を魅せる方法を身に着けたい」と考える方には、パフォーマンス学講座がおすすめです。
パフォーマンス学の基礎理論をしっかりと学べるほか、行動やコミュニケーションの基盤を確立できます。また、アドバンスコースでは「必勝のプレゼンテーション」を身に着けられます。
プレゼン構成の知識とスキルを身に着け、聞き手に刺さるプレゼンができる人材になりましょう。